年金運用の黒字06年度3兆円、為替ユーロ高などで
公的年金の積立金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人」は31日、2006年度の運用実績が
3兆7608億円の黒字だったと発表した。
これにより4年連続で単年度の運用実績が黒字となった。外国資産の堅調な運用や、為替のユーロ高などが
主な理由だ。
年金資金の運用は、厚生労働相が所管する年金特別会計の積立金の預託を受けた同法人が、国債(財投債)
や国内外の株式、債券などに投資している。運用資産は06年度末で114兆5278億円あり、累積の黒字
額は初めて10兆円を超えた。このうち年金給付に回る国庫納付金は運用益などをもとに算定され、06年度
は1兆3000億円程度を見込んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070731-00000214-yom-pol 相場ものは利益確定をしていかなければ本当に黒字であるのかが疑わしい。
経済環境が変われば同じ規模あるいはそれ以上の赤字になることだってある。
国民はそんなリスキーな運用を絶対に望んでいないはずだ。
運用にあたっている人間が相場のリスクに対応できるほどの能力を持っている
はずがないから。
民主党は即刻参議院で株式・外貨などリスクを伴う公的年金の積立金運用の廃止法案
を提出しないとマニフェストで言っていたことと矛盾することになる。
なんたって独立行政法人廃止を堂々と宣言していたのだから。(衆議院では通らないが、
参議院なら今は楽に通る環境にある。それなのに何もしないなら民主党はウソつき政党
と言われても仕方がない。)
http://www.dpj.or.jp/special/manifesto2007/pdf/manifesto_2007.pdf >特殊法人、独立行政法人、特別会計などは原則として廃止します。