【ライブドア・ニュース 2007年02月05日】− AP通信によると、シャンプーや石鹸、
ローションなどに含まれるラベンダー油やティーツリー油が、まれにホルモンの
バランスを崩し、青少年の胸を発育させる「女性化乳房」現象があることが、
米コロラド大学と国立衛生研究所の調査で明らかになった。この研究内容は、
医学専門の週刊誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌」の
2月1日号に掲載された。
それによると、これらの植物性油を含んだスキン・ローション、ヘア・ジェル、
シャンプーまたは石鹸を使用していた4歳と7歳、10歳の3人の少年の胸部は、
思春期初期の少女のように発育し、中には痛みを訴える少年もおり、これらの
製品の使用を止めると元の状態に戻ったという。問題の油がヒト細胞の中で、
どんな働きをするのかを調べたところ、油は、体内で胸を豊かにする働きがある
女性ホルモン「エストロゲン」に似た作用を示し、男性ホルモン「アンドロゲン」の
働きを阻んでいることが分かった。
(中略)
米コロラド州グリーンウッド・ビレッジのホルモン専門家で、3人の少年の治療に
あたったクリフォード・ブロッホ医師は、ラベンダーの香りがする洗剤で哺乳ビンを
洗っている家庭では、生後1年5カ月の女の赤ちゃんを始め、ほか何人かの少女
にも同様の症状が見られたこともあり、少年らの両親には、製品使用について、
特に長期間にわたる使用について注意を促したが、別のホルモン専門家は、
「子供の場合、ごく少量のエストロゲンを摂取しても乳房は発育するものであり、
摂取期間が短い場合には、まず、長く苦しむような問題になることない」と、
楽観的だ。どの専門家も症状が見られるのは、まれで、製品の使用を止めれば、
問題は解決するため、販売禁止にするほどではないという。
(以下略、全文はソースで)
AP/ライブドア・ニュース
少年の豊胸、シャンプーに含まれるラベンダー油などが原因=米研究
http://news.livedoor.com/article/detail/3015014/