収賄罪などに問われた元高検部長の判決で、大阪高裁が検察庁の調査活動費(調活費)の
不正流用を認定したことを受け、大阪府議会は15日、流用への関与を指摘されていた
元福岡高検検事長の加納駿亮弁護士(64)が府の裏金問題調査委員に就任した経緯を
府から聴くことを決めた。22日の特別委員会でただす。
加納氏は2001年4月、高知と神戸の検事正在任時に調活費を不正流用したとして
刑事告発されたが、同年11月に嫌疑なしで不起訴処分になった。元大阪高検公安部長
三井環被告(62)は実名で調活費問題を告発する直前の02年4月に逮捕された。
大阪府は昨年12月、裏金問題の再発防止策などの提言をする外部調査委員会を設置。
府の顧問弁護士の加納氏が委員に就任した。
府議からは「検察の裏金問題の渦中にいた人が、府の裏金に提言するのか」との声が出ている。
裏金調査委員就任は疑問/調活費流用?の元検事長―四国新聞社
http://www.shikoku-np.co.jp/national/social/article.aspx?id=20070115000256