大相撲初場所7日目(13日・両国国技館)――魁皇と栃東は、二人合わせて64歳。
あと1年で定年退職の重厚感だが、ここ2日間の相撲は若々しい。千代大海まで足す
のはちょっと遠慮して、それぞれに窮地を切り抜けてきた経験が土俵に生きている。
好調琴光喜を押し出した魁皇は、まわしの遠い左四つ。「きょうは何だか体が動いたよ」
といい、「間があくと攻められる」とまわしにこだわらず、圧力で一気に決着をつけた。
栃東も活力を感じさせた。昨年12月20日に左ひざの内視鏡手術を受け、休場か出場で
悩んだ暮れの姿からは考えられない。不戦勝ち一つを含むが、白星先行で気持ちも楽に
なるだろう。雅山との立ち合いは、何と右のど輪攻め。「あんなの初めてだよ」と自分でも
驚いた。17勝16敗と対戦成績はほぼ五分だが、負けた時は大体、「当たった後に突かれて
いる」。先手必勝で圧力負けを封じたのが勝因だ。逃げる相手をどんどん追いかけ、最後の
一歩まで休まず押し勝った。
栃東は「自分から動いていかないと駄目。ひざは下がると痛いし、まだ怖いから」。魁皇も
「前に出る。それだけ」。単純勝負の相撲は、単純な動機が意外に意味を持つ。前半の
ドタバタ劇も終え、場所は早くも中日8日目だ。
http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20070113iew6.htm (0´〜`)<相撲最近見てないなぁ