常勤産科医の不在のため今年4月から半年間、出産が中断され、10月に
再開したばかりの島根県・隠岐諸島の隠岐病院で、2人いた産科医が1人になり、
島での出産が再びできなくなる恐れがあることが29日、分かった。隠岐病院によると、
産科医2人を派遣していた県立中央病院が来年4月以降、1人しか派遣できなくなる
可能性があると伝えてきたため。
隠岐病院を運営する隠岐広域連合長の松田和久・隠岐の島町長によると、
県立中央病院の産科医11人のうち来春までに1人が定年で辞めるため、
2人を派遣するのは難しくなるといわれたという。
隠岐諸島では産科医が不在になった4月以降、59人が約80キロ離れた本土で
出産した。隠岐病院では、1人では医師の負担が大きいとして出産を行わない方針を
掲げていたため、再び島で出産ができなくなる可能性が出てきた。
松田町長は「島民に同じ苦労をさせないためにも、県外も含めて医師確保に努め、
2人体制を維持したい」としたうえで、「安全と判断できる出産については1人体制での
出産も検討したい」と話している。
(2006/12/30 01:57)
ソース:SankeiWEB教育・福祉
http://www.sankei.co.jp/kyouiku/fukushi/061230/fks061230000.htm 関連スレッド
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