岐阜県裏金は一時、4億円超え! 処分に困って燃やしたり、捨てたりした

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133オレオレ!オレだよ、名無しだよ!!
梶原前知事の訴訟費用にも裏金
岐阜県 特別会計から借用

 岐阜県庁の裏金問題で、梶原拓前知事が、裏金の繰り入れられた県職員組合の「職務関連訴訟等特別会計」
から、同氏が被告となった住民訴訟の弁護士費用などを借りていることが分かった。正規の制度にのっとった
貸し付けだが、2005年8月時点の貸付残高は723万円。同会計の貸付残高約2430万円のうち、約3割
に上っている。梶原氏は「(借りた金に)裏金を使った事実はないと聞いている」と話している。、核心<3>面
 同会計は、県職員らが職務に関連して裁判を起こされた際の裁判費用を貸し付けるため、1999年に設立
された。設立の際に、裏金679万円が繰り入れられたことが明らかになっている。
 現在の残高は約6600万円。毎月組合費(給与の1・2%)を支払う組合員のほか、県幹部もほぼ全員が
給与月額の1・1%を組合に寄付しており、利用できるようになっている。県職員らが敗訴した場合でも貸付
金の返還を求めない運用を行っており、事実上の「貸与」というかたちになる。
 組合によると、梶原氏にはこれまでに14件の貸し付けが行われ、既に判決が確定、梶原氏側が勝訴した分
などについては返金されたが、それ以外のものは貸し付けたままという。
 梶原氏は「制度の存在を知ってから、無条件で利用した」と説明。今後については、本紙の取材に対し「返
すのが筋だろう」と話した。
 梶原氏は8日、裏金問題で初めて会見し、1989年の知事就任当時は「裏金づくりは半ば公然の秘密とな
っていた。十分承知していた」と説明した。一方で、問題となっている94年度当時の多額の裏金の存在や、
組合口座への移し替えなどについては「関知していない」と否定。その上で「すべての責任は知事だった私に
ある。県民に深くおわびする」と述べた。

 ■岐阜県庁の裏金問題  県教育委員会を含む県全体で裏金づくりが行われ、県情報公開条例施行直前の
1994年度には年間総額が約4億6600万円(調査チーム推計)に上った。当時の森元恒雄副知事(現
参院議員)が裏金の処理を指示、県幹部らが相談し、99年1月以降、県監査が及ばない県職員組合の管理
口座に移し替えた。組合活動費などに使われ、現在の残高は約1億4600万円。移し替えられないまま現
在も各課や県職員、OBが保管する分があるほか、約500万円は焼かれたり捨てられたとされる。

http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060809/mng_____sya_____000.shtml