宮崎県の東国原(ひがしこくばる)英夫知事は5日、大阪市内で記者会見し、同市の印象について
「信号が赤でも(横断歩道を)渡るような特有のスピード感があり、それが(都市としての)力の源に
なっている。ゆっくりした宮崎に大阪のスピリットを持ち帰りたい」と述べた。
会見では、横山ノック・前大阪府知事や青島幸男・前東京都知事ら90年代に登場したタレント知事
との違いを問われ、「当時の無党派層と今の無党派層は違う。既成政党に不満を感じている有権者
のエネルギーは無党派に向かっている」と持論を展開した。【久田宏】
東国原知事は5日午前、最初に訪れた大阪市福島区の市中央卸売市場では、仲卸業者に県産品
のピーマンやキュウリなどを売り込み、「宮崎のセールスマン」ぶりを発揮した。
「みやざき」と書かれた黄色い法被姿の東国原知事は、市場内に店舗を構える仲卸業者を一軒ずつ
訪ね、「宮崎の野菜はおいしいですよ」などと語りかけた。また、握手に応じるなど、大阪でも人気の
高さを示していた。
東国原知事は6日まで大阪に滞在し、百貨店や国土交通省大阪航空局、西日本高速道路などに
あいさつや要望に出向く予定。
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