大阪市北区で2005年、アパートが燃え2人が死亡した火災で、アパート自室に放火したとして、
現住建造物等放火罪に問われた元風俗店員北山知也被告(33)の判決公判が30日、大阪地裁であった。
杉田宗久裁判長は「自白は信用できず、犯罪の証明がない」として、無罪(求刑懲役18年)を言い渡した。
杉田裁判長は「捜査段階で違法な取り調べがあった」と認定。
放火以外の火災原因を示唆する重要物証がほとんどすべて廃棄されたとし、
「自白に頼り、物証を軽視したあしき捜査の典型だ」と府警を強く批判した。
北山被告は、自室で05年5月、ライターで布団に火を付け、
アパートを全焼させたとして起訴された。火災で住人の男女2人が死亡した。
■ソース
Yahoo!ニュース(
http://headlines.yahoo.co.jp/hl)[3月30日20時31分配信 時事通信](最終更新:3月30日20時31分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070330-00000222-jij-soci