世界の軍事費128兆円 中国の兵器輸入、世界最大

このエントリーをはてなブックマークに追加
55オレオレ!オレだよ、名無しだよ!!
塗装研修なのに稲刈り
福井の中国人男性が賃金要求

研修期間中の作業内容を詳細に記録したメモを示す高輝さん
 研修先の福井市内の塗装関連会社で稲刈りなどの目的外の労働をさせられたとして、中国人研修生の男性が
19日、県の最低賃金を適用した給与と残業代支払いを求め、会社に対し是正勧告するよう福井労働基準監督
署に申告した。
 研修生は遼寧省遼陽市出身の高輝さん(31)。昨年8月下旬、福華事業協同組合(福井県越前市)を通じ
福井市若杉2の塗装関連会社「タバタ」で塗装技術の研修を始めた。組合から月額6万5000円の研修手当
が支払われていた。しかし、塗装作業は期間中の日数の約3割だけで、内容も単純作業ばかり。期間の約半分
が稲刈りと縄づくりだったという。
 研修生の就労は認められていないが、高さんは作業実態は就労とみなせるとして、塗装作業も含め216日
分の給与と300時間を超える残業代の支払いを求めている。
 高さんは今月16日、組合から突然、研修打ち切りと早期帰国を通告され、研修生らの支援組織「外国人研
修生問題ネットワーク福井」(長谷川清司代表)に相談。就労できない研修生が「給与」を求めることが「不
法就労」とみなされる可能性も覚悟の上で申告に踏み切ったという。
 タバタ側は「研修指導員が退職し、事業を縮小する中で塗装研修する機会が少なくなったため農作業を手伝
ってもらったことはある」、組合は「就労させたとの認識はない」と話している。
                ◇
 19日、研修先である福井市内の会社に、研修の目的外の「労働」をさせられたとして給与の支払いを求め、
中国人研修生の高輝さん(31)が労働基準監督署に是正勧告を求めた問題は、増加し続ける外国人研修生・
技能実習生の制度のひずみ、受け入れ側と学ぶ側とのねじれを露呈した。高さんは「残念」と悔しさをにじま
せた。
 高さんは遼陽市の工場でコンクリートや鉄管などの塗装工として約8年働いた。技術向上のため、社長から
推薦されて来日した。
 準備のため、日本語研修や海外渡航手続きなどに借金もして4万元(約55万円)を費やした。しかし、“研
修”は単純なさび取りやはけでペンキを塗る作業が多かったという。高さんは「先進的な技術を学べると思って
来日したのに、落差がありすぎる」と話す。
 就労できない研修生でありながら「賃金」を求めることは「不法就労」と見なされる可能性もあるが、覚悟
の上で労基署に申告した。一方、会社や組合側には、就労させたという認識はない。申告にも戸惑った表情だ。
 国際研修協力機構(JITCO)によると、全国の外国人研修生は5万1012人(2004年)。県内で
も研修生とともに1年の研修後、最長2年まで滞在し就労できる技能実習生も増えている。
 その中でトラブルも後を絶たない。県内では2000年に旧武生市の受け入れ組合と実習生、昨年は旧春江
町の会社と実習生の“衝突”が起こっている。JITCOは「企業側は研修生らに活動内容などを十分説明し、
コミュニケーションを図ってほしい」としている。( 北陸中日新聞 5月20日 )