大阪市交通局は29日、04年2月〜05年9月に、ボランティア休暇を取ると偽って4回、
病気や公務災害での欠勤中にさらに4回の海外旅行を繰り返したとして、
同局の市バス運転手の男性(39)を懲戒免職処分にした。同局員が運転手の知人のブログを閲覧中、
運転手が頻繁に海外旅行に行っているとの記述と旅行中の写真を発見。
本人が「外務省に確認してほしい」と事実を否認し、パスポート提出も拒んだため、
東京入国管理局に出国記録を問い合わせて確認したという。
同局によると、渡航先は未確認だが、ブログの記載ではインドやオーストラリア、
ポルトガルなどの国が挙がっていた。
ボランティア休暇については国内で介護などをすると申請していたが、受け入れ先の団体などに
確認した結果、すべて虚偽だった。ほかにも昨年11月末までの約3年間に、局の内規に反する
無届け海外渡航が17回あった。届けのあった7回を含め、のべ214日間を海外で過ごしていた計算。
運転手は今月8日から病気欠勤中という。
同局はこの日、病欠中に関西空港で手荷物運搬のアルバイトをしていた市バス運転手(41)と、
地下鉄の乗客が乗り越し精算した乗車券カードなどを使って約5万円を着服した駅職員(25)の
2男性も懲戒免職とした。
ソース:朝日新聞
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200703290040.html