近代建築が並ぶ大阪の都心部、御堂筋周辺や中之島地区について、観光地としての全国発信をねらう
大阪市は、秋の御堂筋パレードに合わせ、国の重要文化財に指定されている中央公会堂や綿業会館、
登録有形文化財になっている大阪ガス本社ビルなどの近代建築物を、観光客に巡回してもらうガイドツアーを
計画している。対象を近代建築物にしぼったガイドツアーは大阪では初めてとなる。
御堂筋パレードは、秋の大阪を代表する恒例イベントで、昨年も一万人が行進。沿道は百十万人の観客で
にぎわったが、「一日だけのイベントで終わってしまう」(市ゆとりとみどり振興局)点を考慮。「パレードの前後に
市内に宿泊し、大阪市をよく知ってもらおう」(同)と、ガイドツアーを検討し始めた。
市内には多くの近代建築物があるが、一般公開されていなかったり、説明がないなど、“観光資源”として
生かす余地は十分。現時点では、中央公会堂や綿業会館、大阪ガスの本社ビルなど六カ所程度を回る
ツアーを想定しており、いずれも「建築ファンはもとより、観光客にとっても貴重な機会」(同)と位置づける。
大正七年完成の中央公会堂は、ネオ・ルネサンス様式の地上三階、地下一階の洋風建築で、国の重要文化財。
とくに、西日本最大の天井画「天地開闢(かいびゃく)」やステンドグラスなどが飾られた特別室は、常時一般公開
されておらず、注目を集めそうだ。
社団法人「日本綿業倶楽部」が運営する「綿業会館」も、一般公開は月一回程度。昭和六年竣工(しゅんこう)で、
国際連盟満州事変調査団のリットン卿一行が来館するなど歴史の舞台にもなった近代美術建築の傑作とされ、
現在も大阪ガスの本社として使用されている「ガスビル」とともに、内部の公開は貴重な機会となる。
http://www.sankei.co.jp/news/060507/bun057.htm >>4 ガイドツアー組んだ結果がどうなるかは誰にもわからない。俺にもおまえにも。
大成功かもしれないし、重文が傷つくだけで大した成果が得られないかもしれない。
結果がどうなろうとニュースになれば立ててやるから
そのたいそうな台詞は成功するまで喉の奥に飲み込んでおくといい。