26日午後1時5分ごろ、広島県廿日市市のJR西日本宮島航路の宮島口桟橋付近で、同社の
旅客フェリー「みやじま丸」(254トン、阿部正男(あべ・まさお)船長)が浅瀬に接触、スクリューの
1つが回らなくなって隣接する別の船会社の桟橋に衝突し、桟橋の屋根の一部が壊れた。
同船は3月からの就航に備え訓練中で、乗客はおらず、船長ら乗員3人にもけがはなかった。
広島海上保安部は、業務上過失往来危険の疑いもあるとみて船長らから事情を聴いている。
JR西日本によると、みやじま丸は小型旅客フェリーでは国内初となる電気推進式の船で、
3月15日から就航する予定だった。
同航路では、昨年10月にもフェリー「ななうら丸」(196トン)が桟橋に衝突、乗客2人が重傷を負う
事故があり、当時の船長が今月23日、業務上過失傷害容疑で書類送検された。
http://www.sankei.co.jp/news/060226/sha057.htm