【かばん】社長解任で従業員が抜け製造販売ストップ【一澤帆布工業】

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26オレオレ!オレだよ、名無しだよ!!
このケースと、ほぼ同じことが、俺が前に勤めていたホテルでも起こった。
社長には2人の息子があって、次男はホテルに入って長男は役人をやっていた。
社長が亡くなって、専務(支配人兼任)だった次男さんが社長になったんだが、
なぜか、会社の株の大半は、経営にタッチしたことない長男に渡った。
社長としては「兄弟仲よく、相談しながら」という考えだったのかもしれないけれど、
しばらくして長男は形だけの株主総会を開いて自分が社長に就任(次男さんは副社長降格)

で、まともな経営をしてくれるなら俺たちも、そんなに文句は言わなかったけれど、
なんせ元が役人だから世間知らずで、理想ばかりふりかざすので大変だった。
たとえば宿泊というものは、予約も入ればキャンセルもあるのが当たり前であって、
2月28日なら2月28日の予約状況というのは日に日に変化していくものであり、
団体のキャンセルがあれば総数が減ってしまうこともある。
旅行会社としては、まず企画を立ててから参加者を募るのだろうから、
とりあえずホテルをおさえちっゃて、予定の人数に達しなかったから企画がボツになることがある。
えらく早くに入った団体の予約なんてものは、キャンセルにはならなくても人数が減るのが普通。
でも長男は、それが理解できない。どうして減るんだ。おまえらに粗相があったんじゃないのかと責めたてる。
しまいには「キャンセルが出たら担当者の給料から引く」という暴論を掲げた。
(歩合制ではないのに、そんなことするのは違法のはず)
俺たちに威張るのは当然としても、接客の経験がないのでお客に対しても威張る。
お客を「あんた」と呼び「〜なのか?」と詰問調で話しかけたりする。
苦情が来ているから言葉遣いは考えてくれと言っても「そんなことで怒るのがおかしい」と取り合わない。

次々と人がやめ、客もよりつかなくなって、つぶれたけどね。
次男さんは別のホテルに副社長として迎えられて、今は社長になっているけど、
今でも「親父のホテルを守れなかった」と悔やんでいるらしい。
2726:2006/02/28(火) 18:52:58 0
ちなみに、客に話しかけるシチュエーションというのは、
たとえば、スーツ姿ではないお客がフロントで俺たちに話しかけたとする、
そこに長男がたまたま通りかかったりすると、無礼が炸裂しまくるわけだ。

「おい、なんだ?」
「(なんだよ、その口の聞き方は)お客様です(だからあんたは黙ってろ)」
「そんなことは見れば分かる。なんの用だ?」
「(アホか。泊まりに来たにきまってるじゃないか)お泊りですよ」
「(客をじろじろ見て)あんた、うちに泊まるのかね?」
お客「はあ……」
「ホテルに来るには、それなりの服装というものがあると思うけどね」
「社長、なにか郵便物が届いておりましたが(もちろんウソである)」
「そうか」
お客「このホテルでは、客をああいうふうに扱うわけ?」
「(そら怒るわなあ)まことに申し訳ございません」
お客「気分悪いな、他のホテルにするよ」

という感じ。