検査のため腕などから採取した血液には皮膚の消毒用エタノールが混入している可能性があり、
飲酒運転の捜査に使うと誤判定の恐れがあるとの研究結果を、勝又義直名古屋大教授(法医・
生命倫理学)らのグループがまとめた。採血実験でも、酒気帯びや泥酔に匹敵するエタノールの
混入が確認され、日本法医学会理事長を務める勝又教授は「エタノールを含まない消毒液を使う
など、早急に対策を検討する必要がある」と指摘。警察庁は「混入防止は従来、基礎的な留意事
項とされている」などとしている。
交通事故で運転手が負傷すると治療が優先され、飲酒運転の疑いがあっても呼気検査ができ
ないことがある。この場合、搬送先の病院で検査のために採取した血液などの任意提供を、警
察官が病院に求めることがある。
勝又教授らの実験では、エタノールが乾燥した後に注意深く採血すれば、ほとんど混入しなかった。
しかし、エタノールを含んだ消毒綿で押さえたり、注射器のピストンを引きながら針を抜いたりした場合
は、混入しやすかった。
混入濃度はさまざまだが、酒気帯び運転の規制値である血液一ミリリットル当たり〇・三ミリグラム
を超えることも多く、泥酔に当たる同二・五ミリグラムを上回るケースもあったという。
また、平成十五年十月に愛知県内の百十七の二、三次救急医療施設にアンケート(回答は九十三
施設)したところ、採血の際、消毒にエタノールを使っていると答えた病院は57%。エタノールが揮発
するのを待って採血する病院は、ほとんどなかった。
≪ガイドライン必要≫
勝又義直名古屋大教授の話 「欧米では一九七〇年代からエタノール混入が指摘され、採取した
血液を飲酒判定に使う場合は消毒用エタノールを使わず、使った場合は裁判で証拠として採用され
ない国が多い。日本は呼気検査が中心で、飲酒判定用の血液の採取、提供に法的な取り決めもな
い。社会としての対応を検討しガイドラインなどをつくることが必要だ」
http://www.sankei.co.jp/news/evening/07iti002.htm From 産経新聞
http://www.sankei.co.jp/ 依頼スレ17の117タン(・∀・)
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1136014094/117