[ベルリン 25日 ロイター] 凍りそうに冷たい水は健康に良いという信念のもと、およそ30人の
ドイツ人グループが揃って全裸で湖に飛び込んだ。毎年恒例のクリスマス水泳大会が、
日曜日にベルリンで開催された。
赤いサンタの帽子を除いてはなにも身に着けていない状態で、年齢25歳から73歳までの
全裸の男女が元気いっぱいに北ベルリンのオランケ湖に飛び込んだ。水温は摂氏2度だった。
「今年は前の年ほど冷たくないけど、それでも気持ちいいわよ」と、カトリーン・ホーナックさんは
5分間泳いで言った。昨年、水温はもっと低く、過去には氷の塊が浮いていることもしばしばあった。
「これ以上なにが必要だと言うのでしょう?」彼女は言う。
「太陽が出ていて、湖で過ごすには素晴らしい日です」
1分そこそこしか水中にとどまらなかった人がいる一方で、10分から15分にわたって
水泳を楽しんだ人もいた。
クリスマス水泳大会の歴史は古く、いつ始まったのか誰も知らないのだが、少なくとも1980年までは
さかのぼることができるという。参加者たちは、はじめにクリスマスキャロルを合唱して
ウォーミングアップした。このイベントのためにやって来た報道陣のカメラマンのほうが、
水泳に参加する人よりも多い。
「素晴らしく気持ちいいです」丸裸のディータ・コリンケさんは湖を2、3回往復したあと、
震えているどころか寒いという様子をすこしも見せずに言った。「これ以上良くなるとしたら、
湖に雪か氷があった場合でしょうね」
しかし、ゲルト・ゴダウさんは、今年のやや暖かい水温に満足しているそうだ。
「もし水が今年よりもずっと冷たかった場合、表面に氷がはり始めるのです」と、彼はいう。
「今年はちょうどいいですよ」
ロンドンでは、全裸ではないものの、57人がハイドパークにあるサーペンタイン湖の冷たい水に挑んだ。
これは伝統ある100ヤードレースで、1864年から続いているとのことだ。
ソース:exciteニュース − ロイター 05/12/26
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081135570547.html