大学で窃盗、過去に二十数件 宇治女児殺害の容疑者
宇治市の学習塾「京進宇治神明校」で10日朝、同塾に通う小学6年堀本紗也乃さん(12)が殺害
された事件で、元アルバイト講師(懲戒解雇)で同志社大生の萩野裕容疑者(23)が、京都府警捜査
1課と宇治署の調べに対し、「大変なことをしてしまった」などと謝罪めいた供述をしていることが、
14日分かった。
府警によると、萩野容疑者は、取り調べには取り乱すことなく淡々と答え、重大な事件を引き起こ
したという認識は持っているという。ただ、涙を流すなど深い反省をしている様子は今のところみら
れない、という。
また、萩野容疑者は2年半前の2003年6月に強盗傷害の疑いで逮捕された当時、府警の調べに、
逮捕される前の約2カ月間に同大今出川、京田辺両校地で学生のかばんや財布を盗むなど二十数件、
数10万円の置引も自供、府警が余罪として追送検や情状送致していたことも判明した。
萩野容疑者は、同大今出川校地の図書館で、女子大生のかばんから財布を盗んだうえ、警備員を殴
りけがを負わせたとして、強盗傷害の疑いで現行犯逮捕され、窃盗と傷害罪で執行猶予判決を受けた。
同大は1年半の停学処分にした。
同大の正木卓広報課長は「当時、余罪を含めて処分を検討した。処分は妥当だったと考えている」と
している。(京都新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051214-00000028-kyt-l26