京都銀行が給与振り込み契約をしている大手ゲームメーカー、任天堂の従業員
約2200人分の給与を二重に振り込み、総額5億4000万円を過払いしていたことが
22日分かった。従業員口座に入金した後にミスに気づき、取り消し処理して全額
回収した。
京都銀行によると、二重振り込みがあったのは、9月分の給与振り込みで、同日
朝に2回にわたって振り込み処理を行った。20日に任天堂側が送った振り込み
データの一部に誤りがあったため同日再度、同数の修正データを送ったところ、
2回分が誤って各金融機関に振り込まれてしまった、という。
金融機関同士の取り決めで、今回のケースのようにすでに顧客口座に入金処理
が終わった場合、あらためて口座ごとの取り消し処理が必要。京都銀行は任天堂
側の了解を得たうえで、振り込み先の金融機関に取り消し手続きを依頼、同日中に
全額回収した。
任天堂関係者の話では、午前中に社内向けインターネットで従業員に過払いと
取り消し処理を行う旨の説明をしたという。
京都銀行は「双方に連絡ミスがあって、このような事態になった。今後このような
ことが起こらないようにしたい」(広報部)としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050923-00000012-kyt-l26