ベルリン市長、クラウス・ヴォーベレイト氏が今週末に開催される「SM愛好者フェスティバル」を容認し、
市内にセクシーなレザー服を着た人達が集結することを歓迎する意向を示した。
「9月最初の週末は、人生に対する真の情熱を表現するときです。ベルリンは皆さんを心から歓迎
いたします」、ヴォーベレイト氏はイベントの挨拶文にそう書き記した。
保守的なキリスト教民主同盟だけでなく、自分を支持してくれている社会民主党の議員達までもが
同イベント開催を公に認めた市長に対して、「悪趣味だ」との見解を述べている。
2001年にヴォーベレイト氏は自分が同性愛者であることをカミングアウトしたため世界的に有名に
なったが、さらに今回のSM愛好者イベントの開催を認めたことで、ドイツ最大の都市ベルリンの市長に
ふさわしい人物なのか、という議論を呼ぶこととなった。
そういった批判に対してヴォーベレイト氏は「心が狭い」と反論、「ベルリンは寛大であり、世界に
開かれている都市である」と語った。
「派手な光景となるが、それもベルリンの一面です。違法な行為を何もしない限り、市民が暖かく彼らを
見守ってくれることを期待しています」、市長はビルド紙に述べた。
市長はさらに、「SM愛好者の皆さんに是非ベルリンへ来てもらいたいのです。しかし、受け入れられない
人はイベントに行く必要は全くありません」と語った。
ヴォーベレイト氏はベルリンで毎年開催される同性愛者達のイベント、「クリストファー・ストリート・デー・
パレード」に毎回参加している。
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081125491194.html