http://www.kanalog.jp/news/local/images/img_2273.jpg 相模原市内で個人飼育されていた雌のツキノワグマ「はな」が
薬殺の危機にさらされている。飼い主の事情により和歌山県に
移住することになったが、輸送費が捻出(ねんしゅつ)できないためだ。
関係者は「何とか助けたい」と支援に奔走している。
ツキノワグマは「絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際的
取引に関する条約」(ワシントン条約)で絶滅のおそれが生じて
いる種に指定されている希少動物。県内でも「丹沢山地で約三十頭
の生息が確認されただけ。個人が飼育しているのは、この一頭
のみだろう」(県環境保全センター)という状況だ。
「はな」は母熊を狩猟で殺され、一九九一年、市内に住む男性に
引き取られ、育てられた。現在では体長約一三〇センチにもなる
立派な大人だ。ところが、長年飼育地に使ってきた資材置き場が
使えなくなり、移住先を探していた。
全国の動物園や動物保護団体などから「満員」を理由に引き取り
を断られる中、ようやく和歌山県で引き取ってくれる人を見つけたも
のの、輸送費だけで四十万円ほど掛かり、「急には送れない状態」に
陥った。市の保健所にも相談したが「自分で処分してくれ」と言われ、
このままだと殺さなくてはならない可能性も高い。
資材置き場近くに住む子供たちが事情を聴き、今月から知事に
対する助命嘆願の署名活動を行っているが、処分まで時間がない。
支援活動に参加する女性(40)は「おりごと運ぶのはとてもお金が
掛かる。このままでは殺されてしまう」と訴える。
支援者らは、「はなちゃん基金」をつくり、支援金を募っている。
振込先などは支援グループのホームページ
http://blog.goo.ne.jp/sagamihararescue/ ここもなー★
http://www.kanalog.jp/news/local/entry_11072.html