ジンバブウェのブラワーヨで、ある日の午前7時半ごろ、変電所から大きな爆発音が鳴り響いた。
近くに住むオーウェン・フィリさんは、いったい何事が起きたのかと、変電所に駆けつけた。
変電所の設備が収容されている建屋のドアを開けると、全身が焼け爛れた女性の姿が目に入った。
隣には、彼女のパートナーの男性(21歳)も倒れていた。
後述する理由により、二人は発見時、少なくとも下半身を露出させた状態であったと思われる。
女性は発見された時点では息があったが、まもなく死んでしまった。
彼女と一緒にいた21歳の男性は、両手に軽い火傷を負っていたが命に別状はなかった。
警察に連行され、聴取を受けた。
ジンバブウェの電力供給機関の電気技師たちが変電所内部の損傷を調べるためにやって来たが、
その変電所のドアは、以前から施錠されていないままになっていた。
このカップルは、施錠されていないドアから建屋の中に入り、性行為に及んでいた。その最中に
女性が高圧線に触れるなどして感電したらしい。まさしく絶頂に上り詰めた果てに“昇天”してしまった
のかもしれない。ベッドなどないわけだが、シーツの代わりに電線を握り締めてしまったのだろうか?
ジンバブウェでは、3年前にも類似の事故が起きている。首都ハラーレの南25キロに位置する
チトゥングウィザという町のショッピングセンターで、警備員が娼婦を変電所建屋の中に連れ込んで
セックスしている最中に感電死してしまった。
上記の2例どちらについても、危険な場所だからドキドキ感がたまらなかったのでは決してなさそうだ。
無知が大きな要因だったかもしれない。変電所の中で性行為に及ぶことにより自分たちの生命が
危険にさらされていることを実感していなかったのかもしれない。
あるいは、感電のリスクよりも何よりも欲求を満たすことが最優先課題だったのかもしれない。
一時の欲求を満たしたいがために生命の危険を顧みない・・・というのは人間の習性上、決して
珍しいことではないのだが、ちょっと我慢すればよいことを我慢できずに命を落とすなんて本末転倒である。
ソース:
http://rate.livedoor.biz/archives/50025931.html 元ニュース:
http://www.news24.com/News24/Backpage/Offbeat/0,,2-1343-1347_1753350,00.html