[ニューヨーク 2日 ロイター] 自分はサウジアラビアの王女だと上流社会で偽称していた
ニューヨークの女性が2日、重窃盗と保険金詐欺で有罪を認め、精神病院への入院を命じられた。
アントワネット・ミラード被告(42)は、3カ月にわたり、クレジット・カードで約100万ドル
(1億1000万円)を消費。さらに、保険会社から25万ドル超をだまし取った、という。
司法取引の一環として、同被告は1年間精神病院へ入院、集中治療を受ける。
有名人や社交人が集う上流社会のイベントで、同被告は自分を「アントワネット王女」と名乗り、
ビクトリアズ・シークレットの元モデルだとも言っていた。
実際は、同被告は、投資銀行ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの元バイスプレジデント。
2003年には米系保険会社のチャブ・インシュアランスに対し、ニューヨーク市の
マディソン・アベニューで26万2000ドル相当の宝石の盗難にあったとし、保険金を詐取している。
さらに、アメリカン・エキスプレスの「センチュリオン」カードで95万ドルを使っている。
アメリカン・エキスプレスは同被告に対して訴訟を起こしているが、同被告は、口座開設時に
自分は精神的に責任の負えない状態にあり、同社はそれを知っていたはずだとして、逆提訴している。
http://newsflash.nifty.com/news/tt/tt__reuters_JAPAN-183732.htm