村山市の消防職員採用を巡る汚職事件で、贈賄容疑で逮捕された
団体職員の松田晃容疑者(47)の親族にあたる消防職員が依願退職
していたことが26日、わかった。市総務政策課によると、消防職員から
21日に「一身上の都合」を理由とする退職願が提出され、市が受理した。
県警の調べでは、松田容疑者は親族の消防職員採用に便宜を図って
もらおうと現金200万円を用意。建設会社社長の矢萩正夫容疑者(56)
(同容疑で逮捕)を通じ、市長の菊池汪夫容疑者(60)(受託収賄容疑
で逮捕)に渡した疑いが持たれている。
消防職員は、2003年度の採用試験に合格、04年度に採用された。
県警は、採用試験で菊池容疑者が成績の不正操作を指示したと見て
調べている。
ここもなー★
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news004.htm >>10 中和広域消防組合の採用試験汚職:消防長を懲戒免職 事件の全容見えず /奈良
◇管理者「今後も聴取」
「市民に迷惑をかけ、申し訳ない。なんでこんなことをしたのか」――。中和広域消防組合の
職員採用試験不正事件で、懲戒免職処分が決まった消防長の中村隆之被告(62)は、組合管理
者の聴取に反省の言葉を述べたという。しかし、不正な合格者やその依頼者の名前は口にしておら
ず、事件の全容はまだ見えない。
会見した管理者の前川正・御所市長によると、中村被告は26日の聴取で、起訴事実について
「間違いない」と認めたという。しかし、得点を水増しした受験者の名前については「自分でも
混乱しており、その点は待ってほしい。人数も分からない」と話し、明言を避けた。一方で「(誰
かに不正を)強要されたのか」という問いには「そんなことは一切ありません」と否定したという。
前川市長は「依頼した人の名前も聞いていない。今後も聴取する必要がある」と話した。
後任消防長は未定で、事件の全容判明を待ち検討する方針だ。また、中村被告の指示で点数を改
ざんし起訴猶予となった組合幹部や、管理・監督責任のある別の幹部の処分も今後、検討する。
不正に合格した19人については、市民から「辞めさせるべきだ」との声も上がっている。しかし
前川市長は「判断は非常に難しく、今は軽々しく言及できない。処遇の検討はまだ始めていない。しか
し市民の声も承知しており、事件の経緯が明らかになった時点では避けて通れない問題」と述べるに
とどめた。
◇不正採用唆しの小松容疑者起訴
中和広域消防組合の職員採用試験不正事件で、奈良地検は29日、御所市議会議長、小松久展容疑
者(53)=同市元町=を地方公務員法違反(不正採用唆し)の罪で奈良地裁に起訴した。小松被告
は起訴事実を否認しているという。
起訴状によると、小松被告は昨年9月、消防長の中村隆之被告(62)に対し、特定の3人を試験
結果と無関係に合格させるよう電話などで依頼。同10月27日ごろ、「3人とも成績が悪すぎる」と
電話で断ってきた中村被告に対し、「0点とちゃうやろ。何とかしたってよ」と、不正に合格させる
よう唆した。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050730-00000279-mailo-l29