富田林市は、同市錦織東1丁目で見つかった室町時代の住居跡の発掘調査で、
土地の所有者とあらかじめ決めていた深さより0・5メートル掘りすぎてしまったため、
地盤工事が設計以上にかかり、その分の費用約591万円を補償することになった。
同市は19日、担当課長と現場責任者の2人を文書訓告処分にしたと発表した。
処分されたのは文化財課の課長(55)と課長補佐(50)。課長補佐は発掘の現場
責任者で、発掘調査の際、深さ2・1メートルまでの約束をつい忘れてしまい、15平方
メートルにわたり2・6メートルまで掘り下げた。課長は、部下のミスに気づかなかった
監督責任を問われた。
発掘調査後、埋め戻して所有者が住宅を建築することになっていた。地盤強化の
基礎工事をする際、建設業者が掘りすぎに気づき、3月に市に連絡が入った。市はミスを
認めて地盤工事をやり直す際にかかった実費を補償し、6月議会に予算案を提出して
承認された。
ソース(朝日新聞)マイタウン大阪
http://mytown.asahi.com/osaka/news02.asp?kiji=1425