高齢者の9割以上が「振り込め(オレオレ)詐欺」などの消費者被害を
知っていて、約7割が何らかの問題商法や詐欺の疑いがある勧誘を受けた
ことがあるにもかかわらず、約7割が詐欺や悪質商法などに不安を感じて
いないことがわかった。
調査は今年1月、全国の65歳以上の男性454人、女性593人に聞いた。
男女とも95%が「振り込め(オレオレ)詐欺」を知っていて、男性の65%、
女性の69%が「実際に問題商法の勧誘を受けた」と回答した。
しかし、消費者被害については「あまり不安を感じない」と「まったく不安を
感じない」とあわせた回答は68%に達した。「不安を感じていない」のは、
男女とも74歳以下より75歳以上の高齢者の方が多かった。
調査をまとめた内閣府の研究会では「高齢になるほど不安を感じにくく、
そこにつけ込まれやすい」として、高齢者向け消費者教育を強化する必要が
あると指摘している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050717-00000011-yom-soci