【芦屋社長令嬢の起こした交通事故】 被害者遺族に遺体写真を送付 弁護士協組

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270オレオレ!オレだよ、名無しだよ!!
写真の女(その4):
ATSUSHIの言葉を偽りとしない、そんな女の子であった。容姿はとりあえずいい。いい、という
のは良いということではない、構わないという意味だ。しかし、態度が良くない。終始うつむき
加減で、目を合わせようともせずけっきょく最後の最後までお礼はおろか挨拶の一言も聞くこと
は出来なかった。
ATSUSHIも俺も彼女の掲示板のデザインに騙されていたのだ。その掲示板は淡い花柄を基調
としたセンスの良いものだった。それは見る者に製作者の感性の良さと気品の高さを感じさせる
に十分なセンスを備えていた。しかし、さっき俺の目の前に現れた人物は一体なんだというのだ。
俺は納得のいく説明を見つけることができなかった。
そして・・・・数週間後、彼女から英英辞書が戻ってきた。川向にしても歩いて数分の距離なのに
わざわざ郵便物として。中に入っていたのは辞書一冊だけ。期待していた何がしかの言葉は
ついぞ見つからなかった。親の顔を見てみたいものだ、とだけ思った。(完)