2年前のF1イギリス・グランプリでは、キルトを着たアイルランドの司祭が現れて騒ぎを起こした。
今年は全裸のスコットランド人が10万人の観客の前を走った。
ただし今回は、チャリティー活動とマクラーレンの復讐から生まれたパフォーマンスだった。
デイリーエクスプレス紙のボブ・マッケンジー記者は、マクラーレン・メルセデスが度重なる故障と
不調に苦しめられていた昨年、もし2004年にマクラーレンのチームが優勝したら全裸でシルバー
ストン・サーキットを走ると宣言した。
フィンランドのキミ・ライコネンがベルギー・グランプリに優勝し、チーム代表のロン・デニスは
マッケンジー記者に約束を守るよう要求した。
「私も完全に心ないというわけではありません」デニスは言った。「スニーカーは履いてもいいですよ」
レースが開始される2時間前、笑顔のデニスがシルバーストン・サーキットのスタートラインに立ち、
記者のために緑の旗を振った。
マッケンジー記者はマクラーレンのチームカラーのボディペイントを行い、スコットランドの伝統的な
スポラン(下げ袋)で局部を隠しただけの姿で約束を守った。
彼は芝生を横切る近道を幾度か進み、36分でゴールを切ってアスファルトにキスした。
土曜日、ルノーのフェルナンド・アロンソは1分19.905秒でポールポジションを取った。
「挑戦を名誉に思います」マッケンジーは言った。このパフォーマンスへの賛同者から子どものための
チャリティーに寄付金が集められ、金額は数千ドルになった。
「逮捕されるのではないかと思っていましたが、彼らは行け行けと言い続けました」
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081121121337.html