東京・板橋区の両親殺害少年、殺人罪などで起訴
東京都板橋区の建設会社社員寮で今年6月、管理人夫婦を長男が殺害して部屋を爆破した事件で、
東京地検は24日、東京家裁から送致(逆送)されていた高校1年の少年(16)を、殺人と激発
物破裂の罪で東京地裁に起訴した。少年は今後、成人と同様の刑事裁判を受ける。
起訴状によると、少年は6月20日朝、社員寮の管理人室で父親(当時44歳)を鉄アレイで殴り、
母親(同42歳)を包丁で刺して殺害。その後、タイマーに接続した電熱器を使い、管理人室に充満
させた都市ガスに引火させて爆発させた。
同家裁は今月17日の少年審判で、「再び罪を犯させないためには、罪の重大性を十分理解させ、
刑罰を与えて償わせることが重要だ」と述べ、少年を同地検に逆送する決定をした。
起訴を受けて会見した少年の弁護人は、「少年の保護を考えずに行った不当な起訴。公開の法廷
での裁判は、未熟な少年に悪影響がある」と批判した。公判では再度、同家裁に移送して少年審判
を開き、保護処分とするよう主張する方針。少年は18日に接見した際、「逆送は予想していた。
仕方ない」と話したという。(読売新聞)
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