15日午後0時25分ごろ、東北新幹線大宮―宇都宮間の送電が
一斉に止まり、栃木県内の小山駅に到着間近だった東京発郡山行き
「なすの235号」(10両編成)が、ホーム手前で緊急停止した。
間もなく送電は再開されたが、列車は自力走行できず、約600人の
乗客が閉じこめられる状態が続いた。JR東日本は午後2時前、後続
列車を上り線に入れて横付けし、渡り板を使って乗客を移乗させた。
係員が調べたところ、4号車のパンタグラフの根元に、長さ約30
センチ、太さ約1.5センチのへびが黒こげになって巻きついているのが
見つかった。同社によると、へびが屋根の金属部分に触れ、ショートを
引き起こしたのが原因とみられるという。
この影響で、東北新幹線は約1時間半にわたって上下線とも運転が
ストップ。再開後も立ち往生したなすの235号が下り線路をふさいだ
ため、小山駅構内では上下線とも上り線路を共用する非常措置が
続いた。ダイヤの平常化は夜にずれ込み、12本が運休、45本が
最大1時間40分遅れ、約2万人に影響した。
http://www.asahi.com/national/update/0615/TKY200506150261.html