久慈市侍浜町の「国民宿舎北限閣」(山本正雄支配人)は十三日から、三陸沿岸の海産物を
炭火で焼きながら味わえる「ぼこたん焼き定食」を発売している。市内の木炭製造業者が開発した
成型木炭から命名したユニークな定食で、人気を集めそうだ。
同定食に使用される炭は、久慈市の木炭製造の老舗「西塚商店」(吉田初夫社長)が販売している
成型木炭「ぼこたん」を使用する。極上のナラ炭を練り合わせており、手のひら大サイズの一個ごとに
十数個の穴が開いている。高品質と手軽さを併せ持ち、一―二人用サイズの小さな七輪(しちりん)で
本格的な炭火焼きができる。
メーン食材となる焼き物はマスの切り身、イワシ、ホタテ、ムール貝、タマネギ、シイタケ。海産物は
三陸沖の近海もの、シイタケは同市侍浜町産など地場にこだわり、それぞれに味付けしているほか、
野田村の天然塩も使う。
一人一人に七輪が出され、自分の好みの焼き加減で食べる点が特徴だ。ごはんとみそ汁、
漬け物、小鉢がセットになっている。
山本支配人は「遠赤外線効果でおいしい焼きたてが味わえる。きれいな景色を見ながら、ゆっくりと
食事を楽しんでほしい」と話している。
(後略)
ソース:デーリー東北(青森) 05/06/15
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2005/06/15/new05061505.htm