両手左足の結合手術に成功、豪州事故で切断の少年
【シドニー4日=時事】
オーストラリアで10歳の少年が、
バスケットボールで遊んでいて事故に遭い、両手と左足を切断したが、
友人の助けもあって事故直後の結合手術が成功、話題となっている。
少年はパース近郊に住むテリー・ボー君。3月26日の夕方、
自宅の外壁に取り付けたゴールリングで友人と遊んでいたところ、
外壁が崩れ、下敷きとなった。その際、金属製の雨どいが
「ギロチンのように落ちてテリー君の手足を切った」(病院関係者)という。
切れた手足は友人がアイスボックスに入れ、
テリー君とともに病院に運ばれ、事故からわずか2時間後に手術がスタート。
両手片足を同時に付け直すという世界でもまれな手術は
約8時間にわたったが、無事成功した。
手術を担当したロバート・ラブ医師は
「指やつま先が完全に元に戻るかは、あと1年半から2年見る必要がある」
としながらも、「血圧、脈拍など術後の経過は順調。
テリー君も笑顔を見せている」と話している。
ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/ 2005/04/04
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