[ブカレスト 2日 ロイター]
ルーマニアのサッカーチームの熱狂的なファンが、宿敵チーム・ファウルコンスタンツァを倒すために、
深夜のサッカースタジアムに忍び込み、鶏を焼き払い猫の葬式をした。
この狂信的なファンたちは、秘密の儀式をすることで地元チームに幸運をもたらす呪文をかけたという。
「7人のアルジェシピテシュチ・ファンは、スタジアムが呪われていると言って、
スタジアムの観客席に死んだ猫を埋めてグランドの中央で鶏を焼き払った」と地元プロスポーツデイリー紙が報道した。
アルジェシピテシュチは、ホームゲームを7試合も落としていて、
最下位3チームが格下げになる状況で、今期16チーム中12位に甘んじている。
同紙によれば、例のファンたちはゴールポストに赤い糸を結びつけ、
あとは選手が試合中に“特別なジェスチャー”をすれば、秘密の呪術儀式が完成するという。
そして、さらにもうひとつ選手にしてもらいたい特別なリクエストがあるらしい。
「金曜日のファウルコンスタンツァ戦では、選手全員に下着を裏返して着るようにお願いするつもりです」ファンの一人が言った。
ルーマニアは迷信深い国である。選手たちも、ファンの型破りな必勝祈願を鼻であしらうようなことはしていない。
ルーマニアの選手、コーチ、そして経営陣も勝利を願って、迷信じみたおまじないを使うことがある。
昨年はユベントストリノのムツ選手がファンによる魔術儀式によって元恋人の呪いから守られた、と話している。
他には、試合前日の夜にブーツの仲にバジルを入れるおまじないをしたり、
ルーマニア代表チームのバスは、海外遠征で絶対にバックで後進しないことになっている。
昨年、代表チームが海外遠征中に行く飛行機から、女性カメラマンが下ろされたことがあった。
ルーマニアの迷信によれば、女性が飛行機やバスに同乗するとチームに悪運がつくのだそうだ。
http://excite.co.jp/News/odd/00081112495326.html