東京都足立区の東武鉄道伊勢崎線踏切で起きた4人死傷事故で、竹ノ塚駅長が
2週間前、人通りが多い時間帯には見張りを強化するように、踏切保安係員に
対して文書で指導していたことが分かった。立ち番やマイクを使って通行人に
注意を促すよう求めたが、事故当時は小松完治容疑者(52)以外に3人の係員が
踏切脇の詰め所にいたものの、こうした業務はしていなかった。警視庁捜査1課と
竹の塚署は、以前から同駅が危険性を認識していながら、係員が同社の内規や
指導を守らず、それぞれの裁量で踏切業務をしていた疑いが強いとみて調べている。
関係者によると、文書は駅長名で今月1日に作成された。
同駅に近接する二つの踏切はいずれも手動式で、「通行人が大変イライラしている」と指摘。
通行人のくぐり抜けを防止するために、立ち番や放送で事故防止を促すよう指導した。
特に通過列車には注意するよう強調していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050318-00000071-mai-soci