部下妻に再三セクハラ−奈良少年刑務所の幹部職員
奈良市般若寺町の奈良少年刑務所の課長級の男性幹部職員が部下の妻にセクハラ
(性的嫌がらせ)を繰り返した疑いが強まり、法務省大阪矯正管区は1日付で幹部
職員を別の少年刑務所に異動させたことが8日、分かった。「被害者の感情に配慮
した措置」(同矯正管区職員課)で、同矯正管区はさらに調査を進め、懲戒などの
処分を検討する。
関係者によると、幹部職員は2003年夏ごろ以降、同じスポーツクラブに所属してい
る部下の妻の肩や胸を触ったり「食事に行こう」などと書いたメールを携帯電話に
送付したりした。
部下の妻は「訴えますよ」などと言って拒絶したが、幹部職員は昨年8月中旬、部
下の妻一人が乗っていた車に急に乗り込んだ。部下の妻は危険を感じて車から逃げ、
夫に相談。夫は度重なる幹部職員のセクハラを同刑務所側に伝えた。
奈良少年刑務所によると、昨年12月にセクハラの疑いを把握し、大阪矯正管区へ通
知。幹部職員は同刑務所内の別の部署に配置転換された。(奈良新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050309-00000005-nara-l29