インド・ラクノー──インド北部ウッタルプラデシュ州の17歳の少年が、
米航空宇宙局(NASA)主催の試験で首席だったと自己申告し、
州政府などから賞金や寄付金を受け取り、大統領や首相との会談も予定されていたが、
それが全て少年の狂言だったことが発覚し、大人たちは頭を抱える羽目になった。
この少年は、「NASAが主催する国際科学者ディスカバリー(ISD)試験を
英国のオックスフォード大学で受験したところ、自分は首席で合格した」と自己申告し、
同じ試験を受験したことのあるインドのカラム大統領よりも優秀な成績だったと主張していた。
これを知ったウッタルプラデシュ州が50万ルピー(約120万円)の賞金を出したほか、
州上院議員100名以上が寄付金を申し出ていた。
さらに、アブドル・カラム大統領やマンモハン・シン首相との面会が予定された。
ところが、インドのニュース・サイト「reddiff.com」がNASAに問い合わせたところ、
「そんな試験は存在しない」との回答が寄せられた。
さらにカラム大統領サイドから、大統領はそんな試験を受けていないことが明らかになった。
少年の主張では、彼はインディアン航空でロンドンへ行き、今年1月4日から8日にかけて、
毎日タクシーでオックスフォード大学に通って受験した。(試験の)証明書もあるとのこと。
しかし、インディアン航空はロンドンへ乗り入れていない上、
少年はロイター通信に対してロンドンではホテルに滞在したと語ったが、
ヒンディー語の新聞社にはバッキンガム宮殿に泊まったと話していた。
ロイター通信が入手した証明書のコピーには、
「貴殿はNASAの一員である」との言葉のほか、ショーン・オキーフ長官を表すと見られる、
「NASA長官、シン・K・キフ」の署名があった。
しかし、NASAの公式ロゴなどは、使われていないという。
様々な矛盾が出てくる中で、少年はロイター通信の電話取材に対し、
カラム大統領と会ったと回答。
「本当に感激した。大統領はぼくの証明書を見て、ほめてくれたんだ。
いろんな質問をしてくるけど、ぼくを詐欺呼ばわりするつもりなんだ」と、反論している。
引用元
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200502270010.html 依頼ありました
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1106841581/954