イラン国営放送が16日、同国初の原子力発電所の建設が進む南部ブシェール州が国籍不明の航空機に
よるミサイル攻撃を受けたと報じ、「イスラエルが核施設を空爆か」と大騒ぎになった。
その後、国営放送がイランの航空機から燃料タンクが落下し爆発したなどと訂正し騒動は収まった。
事の発端は国営のアラビア語衛星放送「アルアラム」の情報。これをロイター通信などが転電し、米CNN
テレビも速報ニュースで伝えたため、新中東戦争ぼっ発の「悪夢」が世界を駆けめぐった。
その後、国営放送は地元当局者の話として「空爆」情報を否定。さらに、爆発は原発建設地ブシェール北方
180キロにある「ダム建設作業地での爆破」だったとする国家安全保障最高会議報道官の発言を報じた。
ブシェール州ではロシアの支援を受けた出力100万キロ・ワットの軽水炉がほぼ完成している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050217-00000305-yom-int