ハリウッド俳優　偽ペニスで尿検査を試みて刑務所入り

優トム・サイズモアが執行猶予中の薬物検査で、偽ペニスを使って尿検査をしようとして保護観察処分違反
となって拘置されたとロサンゼルス郡検察官が発表した。

映画「プライベート・ライアン」の軍曹役などで有名な俳優トム・サイズモア（43）は木曜日に拘置された。
2万5000ドル（270万円）の保釈金を支払わない限り、2月24日の審問まで実刑に服したままであると
ショーン・カーニー地方検事代理が金曜日に語った。

先月アントニオ・ベアット判事は、新作映画の撮影の為の出発までの毎日、薬物検査を受けてパスすれば、
サイズモアがカンボジアを訪れることを許可するとした。

カーニー地方検事代理によれば、サイズモアはこの裁判所の要求のもとに行われた最初の薬物検査の日に、
偽ペニスで尿検査を受けようとした。

サイズモアは、メタンフェタミンの所持と元恋人で元“ハリウッド・マダム”のハイディ・フライスさんに暴力を
振るったという2件の容疑で有罪判決となり、現在、保護観察期間中で無作為による薬物検査を受けることを
義務付けられていた。

木曜日の審理で検察当局は、サイズモアが3日間で受けた3回の薬物検査でいずれも不合格となり、
初回には、下着のボクサーパンツに縫いつけられた偽のペニスを使って尿検査を受けようとしたとベアット判事に報告した。
偽ペニスには温熱パックで温かく保たれた清潔な尿サンプルが入っていた。

しかし、尿サンプルがサイズモアの体内から排出されたにしては温度が低すぎると気が付いたため、
サイズモアに下着を脱ぐように求め、偽ペニスによる策略が発覚したという。

検察官によれば、サイズモアは以前にも同じような機器を使って捕まったことがある。
これは Whizzinatorという名称でインターネットを通じて販売されて、サイズモアは少なくとも5回薬物検査に失敗している。

偽ペニスによる事件の後日に行われた2度の薬物検査で、サイズモアがメタンフェタミンを服用していることが
明らかになったとカーニー地方検事代理は述べている。

公聴会でサイズモアの弁護士は、サイズモアが貧窮にあえいでいて、カリフォルニア州ホイッティアのガレージの
中に住み、子どもが産まれるのを心待ちにしている父親であると述べたとカーニー地方検事代理はロイター通信に語った。

しかし、ベアット判事はサイズモアに対し、彼の薬物使用は手に負えないと告げ、「私はあなたにもっと前向きな
態度を示して欲しかった」と付け加えた。

http://www.excite.co.jp/News/odd/00081108185715.html