ダイヤ改正で今月末に廃止される寝台特急「さくら」(東京−長崎)の機関車に
取り付けられた「ヘッドマーク」が盗まれた。九州内をマークなしで走って
いるが、運行期間もあとわずか。最後は再び取り付けて有終の美を
飾らせようと、JR九州は急きょマークを製作している。
東京駅から佐賀県の鳥栖駅までは、「はやぶさ」(東京−熊本)と連結し、
一本の列車として運行されており、盗まれたのは「さくら」と「はやぶさ」の
2つの名称が併記されたマーク。
本州内では、JR西日本などが運行する別の機関車がけん引するため、
ヘッドマークが付いている。JR九州では九州内を走る「さくら」と「はやぶさ」の
機関車用ヘッドマークを7つ作っていたが、既にこれで6つが盗まれたという。
同社は、残った1つが盗まれたら大変と、列車に付けずに保管。新しいマーク
が出来上がり次第、マークの付いた寝台特急の雄姿を再びファンに披露する。
今度はマークに鍵を付けるなど対策も万全にする方針だ。
マークは鉄製で、直径83センチ。多くの工程が手作りで、マニアには垂ぜん
の的となっている。最近の盗難は、1月22日午前に鉄道ファンからの連絡で
発覚。鳥栖駅近くで待機中の21日夜から22日朝にかけて盗まれた可能性が
高いという。
ここもなー★
http://www.sanspo.com/sokuho/0210sokuho063.html 〔写真:盗難にあった寝台特急「さくら」の「ヘッドマーク」〕
http://www.sanspo.com/sokuho/image/050210KT081210.jpg