福岡県警警察官、自分の指紋を遺留指紋として採取
福岡県警筑後署に勤務する30歳代の男性警察官が昨年、窃盗事件の捜査現場で、
自身の指紋を遺留指紋として採取していたことが5日、分かった。10件以上の現場で
同様の行為を繰り返していたとみられる。県警監察官室は、捜査で証拠が
見つからなかったことへの焦りがあった可能性があるとみて、動機や事実関係を
調査している。
同署は昨年、管内で発生した窃盗現場のうち、10件以上の現場から同一の指紋を
採取したことから連続窃盗事件として捜査を開始した。しかし手袋の着用などで
指紋を残さない窃盗犯が多い中、連続して指紋が発見されるなど不自然な点が
多く、調査を開始。すべての現場に赴いていたこの男性警察官の指紋と
照合したところ、合致した。
県警監察官室は「1月に筑後署から報告を受け、現在調査している。
法に触れる行為があれば厳正に対応したい」としている。
ソース
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050205AT5C0500H05022005.html