高松市街で手榴弾攻撃！　さすが世界の要人御用達のロールス！！

日本の暴力団抗争もマフイア並みになった！？
高松市で１日朝、地元系と山口系の指定暴力団同士の抗争が勃発し、地元系の本部事務所が手榴弾攻撃を受け、車庫の屋根と
超高級車が吹き飛ばされた。
抗争を警戒していた警察官の目の前を、猛スピードで近づいた軽ワゴン車から男が投げ付けて爆発。
現場は高松市の中心部で、一歩間違えば大惨事になっていたところだ。

キッカケはささいな組員同士のケンカ。
これがパイナップル（手榴弾の隠語）攻撃に発展、高松市民を震え上がらせるド派手な“仁義なき抗争”の様相となった。

香川県警によると、１日午前零時半ごろ、市内繁華街の路上で山口組系関係者３人と地元の親和会系関係者２人が「目が合った」
「肩が触れた」といったことで殴る蹴るの大ゲンカに。
山口組系の３人が傷害容疑で高松北署に逮捕された。

これを機に、双方が互いの事務所や関係企業などに銃弾数発をぶち込んで、抗争が表面化した。
そして午前７時半ごろ、市中心部の同市塩上町にある親和会本部事務所に手榴弾１発が投げ込まれ、１階車庫の天井が吹き飛んだ。
車庫にはロールスロイスも止めてあったが、左後ろのタイヤがパンクし、車体左側の一部がヘコんだだけで済んだ。
さすが世界の要人御用達のロールス！！

車庫は無人で通りがかりの一般市民もいなかったため、幸いにもけが人はなかった。

ただ、手榴弾攻撃は同事務所前を警戒中の同署捜査員数人の目前で起きたのだ。
猛スピードで近づいた軽ワゴン車の男が窓から手榴弾を投げ付けるとそのまま逃走。
阻止したり取り押さえたりすることもできない一瞬のできごとだった。

同署は爆発物取締罰則違反容疑で山口組系とみられる男の行方を追うと同時に、双方の事務所計６カ所を捜索した。

親和会は高松市を発祥・本拠地とする指定暴力団で構成員は約７０人。
「地元の山口組系を上回る兵力がある」（県警関係者）という。

実は平成１４年１１月に、親和会系組員が同市の山口組系の別の組事務所に手榴弾を投げ込む事件が起きている。
この際は大規模抗争にならずに済んだが、手榴弾に“慣れて”いる親和会側が、さらに手榴弾による報復に動く危険もあり得る。

捜査員も「今回はさらなる抗争があるかも。収束には時間がかかりそうだ」と不安視する。

今回の現場周辺には幼稚園や高校などもあり、あと１０分余り遅れれば通学や出勤の市民が増えていて、巻き添えになった可能性もある。

近くの自営業の女性（７１）は「ドカーンというすごい音でガス爆発かと思った。怖かった…」と青ざめた表情で話していた。

http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200502/sha2005020201.html