神奈川県三浦市内で昨年11月30日、少年(16)がレコード店で万引きを見つかり、代金支払いのため
ひったくりをして窃盗容疑で逮捕された事件で、横浜家裁横須賀支部は審判を開き、少年を保護観察処分に
することを決めた。
神奈川県警三崎署の調べでは、少年は高校生の仲間4人と30日夕、三浦市内のレコード店に来店し、
CDなど(1万5000円相当)を上着に隠したところを店長(48)に見つかった。少年は「自宅に帰り、金を
持ってくる」と携帯電話の番号を告げて店外に出て約20分後、市内で買い物帰りの主婦(76)の手提げ袋
(現金約2万6000円入り)をひったくった疑い。
保護観察処分は、少年が社会生活を送りながら保護観察官と保護司に日常の生活記録を定期的に報告し、
更生を図る制度。期間は決まっておらず、反省が見られ、更生できると判断されれば処分は終了する。
被害に遭った店長は「少年と母親が謝罪に来たが、万引きの多発は業界の死活問題。昨日も女子高校生
グループが店内で不審な行動を取り、警戒したばかり。軽い気持ちで万引きする若者が多いが、犯罪なのだと
自覚してほしい」と訴える。
一方、三崎署は少年と一緒に店内にいた高校生4人と保護者を呼び、厳重に注意した。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news/20050126k0000e040084000c.html