イタリアのベルルスコーニ首相(68)がこのほど、植毛手術を受けていたことを初めて認めた。
イタリアの代表として、国際舞台で格好良く見られたいから、と話している。
世界有数の富豪でもある同首相は昨年の夏ごろから、植毛手術を受けたのではないかとうわさされていた。
昨年末12月30日の会見で記者から植毛について質問されたベルルスコーニ首相は、「わたしの髪の毛は、
すばらしくふさふさと生えてきている。痛い思いをしたかいがあった。ああいったことは、気持ちの良いもの
じゃないから」と答えた。
同首相は「自分より15歳も若い人々と、うまくやっていかないといけないからね。鏡で自分の姿を見ると、
外見が内面の若さと合わないといけないな、と感じるんだ。自分はまだ、どんな面でも40歳とか42歳くらいの
つもりだから」と話している。
また、「美容整形のチャンスがあって、受ける余裕がある人々は、自分の姿をできる限り良く見せるためにも、
受けるべきだと思う。(美容整形は)生活を共にする家族に対して、また国内外を問わず期待を寄せてくれる
周囲の人々に対して、敬意を表す方法のひとつだ」と語り、美容整形でイタリアを代表する最高の姿になった
としている。
さらに、美容整形をしたことを全く隠そうとはしていなかったと強調。
自分が他の人にとって、美容整形の先例になるだろうと語っている。
ベルルスコーニ首相は一昨年、クリスマス休暇から約1カ月にわたって姿を見せず、美容整形手術を受けている
のではないかとのうわさが流れた。
年が明けた1月22日には、ほっそりとした体で登場。チベット式のダイエットをしてヤギ乳を飲んだと話していた。
当初はうわさを否定していたものの、後に目の周りを少しだけ手入れしたと、美容整形したことを認めた。
また、昨年夏の休暇中にイタリア・サルデーニャ島でブレア英首相を迎えた際には、頭にバンダナを巻いていた。
そのため、全国紙のコリエレ・デラ・セラが「ベルルスコーニ首相、植毛の謎?」と報道。植毛のうわさが広まっていた。
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200501060013.html