新潟県中越地震で損壊した住宅が、雪の重みで押しつぶされる被害が出始めた。
避難勧告が続く小千谷市塩谷(しおだに)地区では27日までに、
民家2棟と車庫1棟がつぶれたのを住民が確認した。
積雪は同日朝で65センチ。例年3メートル前後にも達する豪雪地帯だけに、
「この程度の雪でつぶれるなら、何軒もつぶれてしまう」と住民は気をもんでいる。
地区の道路除雪を担当している関要作さん(63)によると、
26、27日の除雪作業中に計3軒の倒壊を確認した。
星野景子さん(71)の住宅は、雪に埋もれて屋根しか見えない。
倒壊が伝えられると、星野さんは
「地震で崩れかけていた家だから、半分あきらめていた。
仮設住宅は寒いので、布団を持ち出したかった」と声を落とした。
塩谷地区は、集落でまとまって雪下ろしに通う考えだ。
しかし、区長の星野剛さん(48)は
「損壊している家屋の雪下ろしは危険。どこまでできるか」と不安げだ。
「雪下ろし隊」の派遣は、全村避難した山古志村も計画している。
新潟県では、避難指示や勧告の続く地域で「半壊」の家屋が、
雪解け後に全壊していた場合、地震による「全壊」とみなす方針だ。
これに基づき、被災者生活再建支援制度の補助金や義援金の配分額が決まるが、
被害規模がどの程度になるのか、行政側も見通しがつかずにいる。
引用元
http://www.asahi.com/national/update/1228/004.html 依頼ありました
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1104210098/21