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欽ちゃん球団入団内定1号は女子高生選手
タレント萩本欽一(63)が監督を務める、硬式野球の新クラブチーム「ゴールデンゴールズ」の入団1号選手に
2日、女子球児が内定した。熊本商3年の片岡安祐美内野手(18)。この日、東京ドームで行われたマスターズリーグで
始球式を務めた欽ちゃんが「野球界やファンのためのお年玉だよ」と明らかにした。片岡は女子硬式野球の世界選手権で
2連覇した全日本メンバーの一員。女性オーナー、逆説的コーチ起用案などに続く仰天構想で、まさに「欽ちゃんの、どこまでやるの」−。
「ゴールデンゴールズ」のトライアウトは8、9日の両日、東京・調布の明大グラウンドで行われる。それに先駆けて監督・欽ちゃんは、
女子球児・片岡内野手の入団内定を公表した。新年早々のこの日、マスターズリーグ史上最多の3万5500人が詰めかけた東京ドームで、
欽ちゃんは始球式を務めた。新球団は近い将来、同じ東京ドームで行われる都市対抗の出場を目指す。ひと足先にドームのマウンドを踏んだ
欽ちゃんは、ストライク投球だったこともあって、すこぶるご機嫌。そして「お年玉だよ〜」と、女子選手の入団内定を口にした。
欽ちゃんはつい4日前の昨年12月29日、イベントで福岡ドームを訪れた際、片岡内野手と面談。実技も見学した。片岡さんは熊本商の
硬式野球部に所属。高校野球では、女子選手は公式戦に出場できないため、夏場だけ女子野球の日本代表メンバーで活躍した。
「レギュラー二塁手だけに動きもキビキビしていた。何よりも『ずっと野球に携わりたい』と訴える彼女の目の輝きが素晴らしかった」。
ひと目ぼれした欽ちゃんは、その場で入団を内諾したという。「鹿取(義隆=元巨人コーチ)ヘッドに怒られちゃうから、まだ内定だよ」と話した。
8日からのトライアウトで鹿取コーチに見てもらい、正式に入団が決まる。
女子選手の加入は、欽ちゃん構想の1つだった。これで懸案事項の1つを克服。
新球団の準備は着々と進む。この日は「ゴールデンゴールズ」のロゴマークも発表した。
アドバイザーの糸井重里氏の事務所がデザインしたもの。また、監督・欽ちゃんの
背番号は「コント55号」にちなみ、55に決まった。
この日、始球式で使用したマイグラブには「55」がしっかり刺しゅうされていた。フ
ランチャイズについては、自治体との詰めの交渉が残されているため「関東地区」とぼかしたが近く発表される。
次なる欽ちゃんの「お年玉」に、こうご期待! 【佐々木紘一】
[2005/1/3/09:13 紙面から]
写真=マスターズリーグ東京対札幌の始球式に登場した欽ちゃん
http://www.nikkansports.com/ns/baseball/amateur/p-bb-tp5-050103-0003.html