台風で天橋立細る、幅最大12mザックリ
日本三景の一つ、京都府宮津市の天橋立(延長3・2キロ)の砂浜が、台風23号の強風や高波で
幅が最大12メートル削り取られていることが10日、府の測量調査でわかった。
外海(宮津湾)に面した砂浜が約1キロにわたって変形しており、流出した砂は約5000トン。
府は「過去の台風でも前例のない規模」としており、観光への影響も心配される。
天橋立は、河川が運ぶ土砂が約5000年かけて堆積(たいせき)したとされる砂州。北側の
大天橋(だいてんきょう)(最大幅170メートル、長さ2・4キロ)、南側の小天橋(しょうてんきょう)
(最大幅105メートル、長さ0・8キロ)の2つに分かれている。台風23号では、40―50メートルの
強風と3メートル以上の高波にさらされた。
変形したのは、大天橋の南側約600メートルと、小天橋の南半分約400メートル。昨年11月の
測量結果と比べると、大天橋では大半が削られ、最大で幅が約12メートル狭まった。
小天橋では砂浜が平均10メートルやせ、松林のすぐ近くまで海が迫るなど、景観がすっかり
変わっている。(略)
以下ソースにて
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041111i301.htm