「これはトマトなのナスビなの」。新冠町北星町の白取勝宣さん(62)は、頭を悩ましている。庭に
ナスの苗を植えたが、トマトのような実になったからだ。
白取さんは今春、ナスの苗を3鉢購入し、庭に植えた。実りの秋、ナスが豊作≠ニなったが、
1本がどうもおかしいことに気付いた。というのも、根から伸びた2本の枝に、ナスと赤々と色付いた
トマトのような実が付いたからだ。よく見ると、花は紫色と白色の2種類あり、葉にとげもある。実を
割ってみると、どうもナスのようだ。
日高中部地区農業改良普及センターで、実を調べたところ「ナス」との結論になった。同センター
は「野生種の枝を接ぎ木した苗だったのでは」と言い、「普通は野生種の芽を摘んで接ぎ木するの
だけれど、その芽が残っていた可能性がある。珍しい」と説明。
これを聞いた白取さん。「これで納得。こんなナスもあるんだ」と驚いたり、ほっとしたり。
引用元:苫小牧民放 04/10/27
http://www.tomamin.co.jp/2004/tp041027.htm