新潟・山形両県で9月下旬から今月中旬にかけて、腎臓に持病を持つ中高
年の男女5人が急性脳症とみられる症状で死亡していたことが21日、分かっ
た。
集中的に発生した原因は不明で、新潟県は新種の病気の可能性も視野に
入れ、厚生労働省や大学など研究機関と連携し調査しているが、5人のうち4
人が食用キノコ「スギヒラタケ」を食べたと確認されており、新潟県は「キノコ自
体が原因とは考えられないが、高齢で腎臓の病気がある人は、はっきりするま
で食べるのを控えた方がいい」としている。
新潟県によると、50代から80代の男女11人が発症し、うち3人が死亡し
た。全員が入院し、症状が回復した1人が退院。足に力が入らなくなったり、ふ
らつきを感じた後、数日で手足が震える症状が出て、その後数時間から1日の
間にけいれんが止まらなくなったり、意識障害に陥ったりした。入院は9月28
日から今月14日の間で、それ以降の入院例はないという。 EXCITE!共同
http://www.excite.co.jp/News/society/20041022005827/Kyodo_20041022a496010s20041022005838.html