中学校校庭からラドン温泉 05年度からホテルなどに供給
山口県萩市は12日、市立越ケ浜中学校=同市椿東=の校庭で実施したボーリング調査で、ラドンや
メタホウ酸などを含む温泉がわいたと発表した。市は「はぎ温泉」と命名、2005年度からタンクローリーで
旅館やホテルに供給する予定。
同市は「温泉がないため宿泊客が減った」という旅館などの声を受け、04年度予算に約4400万円を計上。
7月から同中学校の校庭を掘り始め、深さ570メートルで、供給に十分な毎分約335リットルの温泉が
わき出たという。
泉質は無色、無臭で、一般的には筋肉痛や関節痛などに効能があるとみられるという。泉温は21.4度で、
温泉法が定める25度以上には達しないが、ラドンなど19の物質のいずれかを含めば温泉と認められる。
同市は「滞在型の観光地を目指して活用したい」と期待している。
ソース
ttp://www.sankei.co.jp/news/041012/sha056.htm