県薬務衛生課は28日、今年に入って同日現在、ハブクラゲによる事故が昨年の
同期(55件)に比べて16件増加し、71件に上ったと発表した。中でも糸満市と
石垣市での発生件数がいずれも20件と目立っている。糸満市の潮崎海岸では25日、
遊泳中の女児が刺され、重症となり病院で手当てを受けた。同市は28日、
同海岸での遊泳を禁止し、看板を立てた。同市は「ハブクラゲの発生が収まる秋までは
遊泳を禁止することになるだろう」と話している。 同課がまとめた今年の刺症事故は、
糸満市、石垣市に続いて下地町(10件)、平良市(9件)、竹富町(5件)で多くなっている。
潮崎海岸で刺症事故に遭った女児は、酢で応急処置を行い病院に運ばれ、命に別条はない。
同課は事故防止について(1)侵入防止ネットの内側で泳ぐ(2)肌の露出を避ける(3)酢の持参-を呼び掛けている。
また刺された場合は(1)助けを求める(2)咬症部分に酢をかけて触手を除き、氷や冷水で冷やす
(3)医療機関での治療(4)重症の場合は119番通報する-の対策を示している。(琉球新報)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040729-00000012-ryu-oki