特撮で知られる円谷プロダクションの円谷昌弘前社長(46)が、女性社員にセクハラしたとして、
500万円の慰謝料を求められた訴訟の判決が29日午後、東京地裁で行われ、
河村吉晃裁判長は前社長の数々のセクハラ行為を大筋で事実と認定、
170万円の慰謝料を支払うように命じた。
30代後半の女性社員は昨夏、慰謝料500万円を求め、創業者の故円谷英二氏の孫で、
5代目社長だった昌弘氏を提訴していた。昌弘氏のセクハラは7年間以上にわたって続いていたという。
判決などによると、昌弘氏は女性社員に「Hしよう」などと卑猥な言葉をかけ続け、胸をもむなどしたのは軽い方で、
いきなりラブホテルに連れ込もうとしたり、バイブレーターを渡して「今度、一緒に使おう」と誘うなどしていた。
さらに、妻子が不在の自宅に「仕事の話がある」と女性社員を呼び出し、
マッサージを装って馬乗りになるなど、レイプまがいの行為にまで及んだ。
これに対し、昌弘氏は昨夏、「セクハラに該当するような行為は一切ございません」などと反論。
だが、今年4月に証言に立った昌弘氏は、女性社員に好意があったことをあっさりと認めると、
肉体関係を持ちたいと思ったことも「あります」と“告白”していた。
http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/story.html?q=29fuji41721&cat=7