地上デジタル放送の有効活用を検討する県の政策懇談会「プロジェクト2011」(座長・稲葉清毅
群馬大名誉教授)は一日、県庁内で初会合を開き、デジタル化を住民参加で行政に役立てるための
意見交換を始めた。一方、県は同日までに、地上デジタル放送が開始される二〇〇六年からNHK
県域放送の実施を求める要望書を総務省に提出した。
同懇談会は地上デジタル放送の基本的な意義を中心に、委員十六人が意見を交換。地域に密着
した放送・通信媒体の在り方や、デジタル化の経済効果などを含め、今後も協議を重ねていく。
並行して県内の放送局、通信事業者の視察も順次、行うことを申し合わせ、この日は意見交換後、
NHK前橋放送局を訪問した。
都道府県のエリア別に情報発信するNHK県域放送については、全国で関東地方だけ実施されて
いないことから、関東知事会も二度にわたり関係機関へ要請。本県は今回、〇六年のデジタル化と
連動した体制整備を、六月中旬に要望。県域放送と、デジタル移行に伴う多チャンネル化などで、
「地域に密着した放送サービス」や「災害時などでのきめ細かな情報提供」が期待できるとしている。
http://www.raijin.com/news/fri/news02.htm 引用元 上毛新聞